都心築浅ワンルームは業者のいうようにリスクはないのか?

都心築浅ワンルームは、リスクも少なく家賃収入も安定している、という触れ込みでセールストークを展開している会社が多くいますが、それは本当なのでしょうか?
まず都心への人口流入は今後も続く見込み、とのセールストークがありますが、「今後」とは一体いつまでなのでしょうか?
また「都心」とは一体どこのことを指しているのでしょうか?
ネットで検索すれば答えはすぐに出てきますが、23区への人口流入が続くのでさえ、2030年まで、となっております。
そしてワンルームのターゲットである単身世帯も2030年からは減少に転じます。
すなわち、今後10年は人口は増えていくが、それ以降は人口は減少していく、という大前提に基づき投資を検討しなくてはいけません。
そのようなファンダメンタルズだけを考えた場合、人口増加している2030年までに売り抜けたい、と考えるべきですが、その間に今のかなり高止まりしている買値よりも更に高く売れる可能性はどれくらいあるのでしょうか?
このように業者のセールストークを、きちんと自分で具体的に調べるべきですし、そのような習慣をつけていない人は、カモネギとして業者の養分となってしまうでしょう。
少なくとも、業者に言われるがまま都内築浅ワンルームを買うような人は根本的に投資は向いていないと思われます。