太陽光発電、持ちきるべきか?売るべきか?〜ネガティブシナリオ編〜
前々回はノーマルシナリオ、前回はポジティブシナリオと検証しましたので、今回はネガティブシナリオで検証してみます。
劣化率、金利、資本コスト、販管費も全て上昇、逆に売却価格は急速に下落していく、というシナリオです。結論として容易に想像つきそうですが、以下がシミュレーション結果となります。
市場価格よりも割安に作った分、最初の数年は利益が出ますが、それ以降はずっとマイナスになります。
結局、太陽光は土地の価値がほぼないので、まさしく将来キャッシュフローの総和にすぎず、各種条件が悪化することで、そのキャッシュフローが出なくなってしまった場合は、NPVもマイナスとなってしまいます。
ここからも言えることは、キャッシュフローが出ていることが極めて重要で、そこが暗転し始めると、早急に売却を検討した方がいいと言えます。