海外の土地を買って、それを開発した上で数年後に数倍で売却する、みたいな投資話がありますが、それは儲かるのでしょうか？

この手の話はまともな投資分析手法を行う意味はあまりありません。何故ならば、言っている話が全て事実であれば、IRRは100％を超える案件がザラであり、非常に魅力的になってしまいますが、そもそも言っている通りに話が進むことは極めて少ないからです。

土地を直接持つことができる国であれば、まだ土地の所有権（的なもの）は取得出来るはずなので、最悪でも原野商法的に永久塩漬けで済みますが、海外は外国人が土地を持てない国も多いので、その場合は、会社などに出資したりすることになります。もちろん上手く行かなかった場合は、紙切れの株券だけが手元に残ります。

唯一と言ってもいい案件は、本当に有力者かつ信頼できる人からの案件のみですが、そのような案件が自分の所に来る可能性は、貴方自身が超富裕層で、そういうネットワークの内側にでもいない限り皆無でしょう。

この手の案件への投資は、宝クジやギャンブル感覚で行うようにしましょう。