メールアドレスを記入して購読すれば、更新情報や、メルマガ限定情報などをメールで受信できます。

9,586人の購読者に加わりましょう

Browse By

太陽光発電所の最適な除雪タイミングは?

積雪地域の太陽光発電所運営において、除雪作業は非常に重要ですが、作業実施のタイミングはどのようにすれば最適化出来るでしょうか。

前回、積雪地域での太陽光発電所運営においては、倒壊した場合のリスクが甚大なので、保険は必須という結論となりました。それならば、保険に加入しているので倒壊リスクを考慮しなくていい場合は、どうなるでしょうか。その場合に考えなくてはいけないものは、除雪をしなかった場合の売電ロスがいくらになるのか? ということになります。仮に倒壊して遺失売電金額を保険でもらうとしても、倒壊する前の遺失売電金額に関しては対象外なので、その売電ロスを減らすために除雪作業を入れるという発想になります。

パネルの上に雪が完全に載ってしまっている場合、発電はゼロになります。1ヶ月雪が載り続けると、10万円ロスになります。すなわち、かけてもいい最大費用は10万円です。1回の除雪費用は、地元の除雪業者を使っても、1日1人工あたり2万円程度はします。したがって、最高月間5回の除雪作業をいかに適切なタイミングで投下するか、ということになります。

月間売電金額が10万円の場合、1日平均にすると3333円になります。月間5回ということは、6日に1回ということになり、仮に機械的に6日に1回除雪作業を行い、全ての雪を除去出来て売電ロスをゼロにしたとしても、2万投下して19998円の売電金額を得ることになるので、投資としては赤字で、除雪はしないほうがいいという結論になります。

ただ実際は天気によって、1日の売電金額は波があり、晴れの日は、5000円強、逆に雪の日は0円、ということになると思います。また晴れの日、雪の日はどちらも比較的数日は続くことを考えると、雪から晴れに変わるタイミング、あるいはその直前に除雪作業を入れて、数日は続く傾向が高い晴れの売電収入を確保することがタイミングとしては最適に思われます。

オンラインサロンでは、積雪に限らず様々な太陽光発電所運営のリスクなどに関しても情報交換中ですので、お気軽にご参加ください。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

メールアドレスを記入して購読すれば、更新情報や、メルマガ限定情報などをメールで受信できます。

9,586人の購読者に加わりましょう

GIGS onlineをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む