異なる投資案件の優先順位のつけ方は?

異なる投資案件間の優先順位をつける際に一番重要なものは何でしょうか?
表面利回りでしょうか? 実質利回りでしょうか? それとも投資回収期間でしょうか?
答えは、IRRです。異なる投資案件を横断的に比較し、優先順位をつける場合は、各案件のIRRを計算し、その数値が高い順に投資していくことが、限られた資金を活用していくと言う条件下では、基本的に一番有効な戦略となります。
そして、実際に投資した際の利益期待値としてNPVを見るべきです。また厳密には資本コストを計算に織り込むことが出来るので、そういう観点からいうとNPVの方がより優れているとも言えますが、異なるプロジェクト間の比較段階では、まずはIRRでざっくり選別をしてしまって、それから資本コストも考慮に入れてNPVを計算する、というアプローチでいいかと思われます。
ただ、その際に考慮すべきなのは、自己資金の投下量が極力少ないものから順に投資をしていくことです。基本的には、自己資金の投下量が少ないもの=すなわちレバレッジ比率が高いもの、と言うことになり、IRRは概して高くなりますが、仮にIRRが少しくらい低くても、自己資金を全く使わないで投資出来るものがあれば、総利益の極大化という観点で考えた場合、そちらを優先すべきです。
そういう意味でいうと、日本人が優先して取り組むべき投資は、株式でも仮想通貨でもなく、多額の借入をすることの出来る不動産であり太陽光であったりするわけです。
もちろん株式やFX、仮想通貨でも借入をしてレバレッジをかけることは可能ですが、強制ロスカットのリスクがありますので、強制ロスカットもない数十年の借入を、極めて低利で行うことが出来る不動産や太陽光は、レバレッジをかけるツールとしては非常に優れており、日本人の投資ポートフォリオの中核にするべきものだと思います。
株式は余剰資金を世界株式インデックスに投資しておけばいいと思いますし、FXに関しては、レバレッジをかけた不動産投資だと、円に極めて偏りがちな通貨ポートフォリオの分散を行うという意味でのヘッジツールとして使うべきで、仮想通貨はただのギャンブルとして、少額で割り切るべきです。
そして不動産や太陽光の中でも、基本は自己資金を全く使わない案件から優先して行なっていくことが、資産拡大の極めて重要なコツになります。
買う順番、金融機関を使う順番によって、将来的な資産拡大幅に大きな差がつくにも関わらず、後戻りしてやり直すことは非常に困難なため、ここは極めて慎重に検討すべきです。
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