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小型地熱発電は儲かるのか?

地熱発電は、24日365時間殆ど発電することが可能なので、太陽光に比べて儲かるのではないか、という話がありますが、実際はどうでしょうか。

確かに、計算の上では、稼働率が90パーセント近くということで、同じ発電容量あたりで、太陽光の8倍近くの収入をもたらすことが可能です。

ただこれはあくまでも、まさに机上の空論というもので、実際にはそうでもありません。

まず地熱発電の一番のネックは、太陽光と比べて、適地が極めて少ないということがあります。

NEDOが公表している地熱発電ポテンシャルマップをみても、日本全国で地熱の対象となる土地は極めて限定的です。

またそれらの土地も国定公園内だったり、温泉観光地ということで、許認可や住民対策などが必要で、簡単に開発しづらい状況です。

更にそれらの土地は電力会社の系統連系に多額の費用がかかるところが多いです。

それらをクリアーしても、今度はボーリングした結果として、十分な湧出量が出るかどうかは、丁半博打的な側面もあります。

仮に湧出量が十分な源泉を掘り当てても、今度はそれが長期間出続けるかどうかの保証はどこにもない状況です。

そういう事業のため、太陽光に比べてもファイナンスがつきづらく事業化するのは困難な印象です。

実際、超大手の再エネ開発業者でさえ断念しているケースが多く、数年前の再エネバブルの際には、適地と言われていた土地の争奪戦が繰り広げられていたのですが、今回実際現地で答え合わせをしてみたら、殆ど事業化には至っていない状況でした。

ただ上記の多くの問題をクリアーして事業化に漕ぎ着けている例もありますが、バンカブル(銀行融資可能)な案件に仕立て上げるために、かなりストラクチャーを工夫しています。

地熱案件の事業家、投資家もオンラインサロンで情報交換していますので、お気軽にご参加下さい。

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