太陽光買取価格14円時代でも確実に儲ける方法
太陽光発電のFIT価格が14円になる、との話が出て、太陽光発電業界は騒然としています。
「14円では収支が合わない」「業界を潰す気か」「抗議団体を作ろう」「陳情をしよう」など様々なリアクションですが、そのどれもが投資家として根本的なアプローチが間違っています。
政府がここ数年太陽光発電にそこまで乗り気ではないことは、分かりきっていたことで、このような売電価格になる展開も十分に想定できたことです。
そのような状況、即ち業界自体が下り坂のエスカレーターになってしまっている中で、今までは何とか駆け上がることが出来たのですが、その下りの速度が速くなって、駆け上がることが出来なくなってしまっただけです。
それに対して抗議活動をするのは、政治的な使命感としては崇高な物かもしれないですが、投資家としては最低の選択肢です。投下した時間に対して、得られるものは限りなく少ないはずで、時間対効果で考えてもすべき行動ではありません。
本来すべき行動は、FITに逆風が吹き始めた頃、具体的には2014年前後から、徐々に太陽光発電から他の事業にシフトし、今のような状況になっても十分に耐えうる事業ポートフォリオを構築すべきです。
そのためには、常にありとあらゆる国、資産、事業をウォッチし、より良い投資機会を耐えず探し続ける必要があり、結論としては非常に凡庸ですが、
「分散投資こそが最良の投資」
ということです。常に一つに集中するのではなく、国、資産、事業、タイミング、価格、ありとあらゆるものを分散することで、想定外のリスクにも備えましょう。